Evolving together

CFRPと私たち

国内におけるカーボンファイバー・プリプレグの創世記から、素材の発展と共に歩み続けて四半世紀以上。極限の世界からそのすべてを知り尽くした我々が次に挑むステージは、暮らしに役立つCFRPです。

CFRP採用事例

出会い

カーボンファイバー(CFRP:炭素繊維)を使ったものづくりを始めて約30年、東京R&Dグループ創業者の小野昌朗が初めてカーボンファイバーを目にしたのは1974年の英国でした。当時プライベーターとしてF1GPに参戦中のマキF1チーム設計担当として現地にいた小野が初めて見たカーボンファイバーとは、当時主流だったグラスファイバー(GFRP)ボディの補強に使われていたCFトウ(長繊維束)でした。

その後小嶋エンジニアリングに参加した小野は、1976年に日本で初めて開催されたF1グランプリに参戦するコジマKE007の設計を担当しますが、この車両のカウリング全体にはウエット成形のカーボンファイバーが使われました。長谷見昌弘選手の操縦によりKE007は予選1日目で4位というポジションをたたき出しました。

ロータス
ロータス
マクラーレン
マクラーレン

発起

創業当時の社屋
創業当時の社屋

1981年、弊社の母体である株式会社 東京アールアンドデーが創業しました。
同じ年、小野はF1開幕戦のアメリカロングビーチにて、マクラーレンとロータスが採用したカーボンファイバーモノコックを目撃します。そのなかでもマクラーレンのモノコックが従来のウエット成形の製品とは表面の様子が違うことから全く異なる成型方法が採用されていることに気が付き、自動車業界に新しいカーボンファイバーの時代が来ると確信しました。

これこそ弊社がカーボンファイバープリプレグを使ったものづくりを始めるきっかけとなった瞬間です。

研究開発

さっそく小野はオートクレーブ(ヴ)製法の研究を始め、素材メーカーからプリプレグの端材を入手し、手作りの釜で硬化させるなどして試行錯誤を繰り返しました。

そして1984年の『TRDEX』の開発でカーボンファイバープリプレグをオートクレーブで硬化させる製法を確立し、翌年には世界最高峰2輪レース車両のフロントフェンダーをこの製法で製造、圧倒的な軽量化と高強度化に成功しました。それ以来、さまざまなカテゴリーに参加する車両の幅広い領域にCFRP部品を供給してきました。

創業当時の作業風景
創業当時の作業風景
CFRPフレーム電動スクーター TRDEX-1発表
CFRPフレーム電動スクーター TRDEX-1発表
2輪フェンダー
2輪フェンダー

挑戦

その後はレース用オートバイのカウリングと構造部材、レーシングカーのカウリングと構造部材、シーカヤックの艇体とパドル、スラップスケートシューズ、自転車フレーム、風洞実験モデル、レース用エンジン部品、高性能電気自動車用の車体と構造部材、電池パックなど、幅広い領域でプリプレグを使ったオートクレーブ成形によるものづくりを他社に先駆けてチャレンジしてきました。

また、金属やゴム、木などの異質材料と一体成形することにも挑戦し、最近では木とCRFPのハイブリッドで形成された超高剛性の極薄板を採用したデザイン家具も製作しました。

少量生産スポーツカー VEMAC
少量生産スポーツカー VEMAC
電気レーシングカーZ.E.R.O. 0-1(F3000用モノコックシャーシー搭載)
電気レーシングカーZ.E.R.O. 0-1(F3000用モノコックシャーシー搭載)
スラップスケート靴
スラップスケート靴
CFRP製自転車フレーム
CFRP製自転車フレーム
高性能電気自動車 IZA
高性能電気自動車 IZA
シーカヤック クロシオ
シーカヤック クロシオ
レーシングカー (カウリング、構造部材)
レーシングカー (カウリング、構造部材)
レーシングカー (カウリング、構造部材)
レーシングカー (カウリング、構造部材)
nendo nestshelf
nendo nestshelfphoto Takumi Ota

醍醐味

カーボンファイバープリプレグは、原料や製造方法、織り方や繊維束の太さ、樹脂の種類や量などの違いでそれぞれが異なる特性を持ちます。
完成品の形状や用途によって、どの繊維をどの向きに、どのような積層構成で成形するのかによって金属では実現することができない特性を持った軽量且つ高強度、高弾性の製品を製作することが可能で、更には外部から力を受けた際の変形量や変形の仕方までも計算・調整する事ができます。それらがCFRP最大の醍醐味と言えます。

各種繊維の特性を読み、最も効果的な積層仕様により、要求された性能を追求することがカーボンファイバーを操る楽しさであり、四半世紀以上も我々を飽きさせない魅力でもあります。

醍醐味photo Takumi Ota

醍醐味

可能性

あらゆる工業製品に求められるエネルギー効率の向上には、カーボンファイバーコンポジットの技術が必要不可欠です。

そのカーボンファイバーが持つ軽量かつ高強度、高弾性という最大の特性は、これまでのレース業界や航空宇宙業界での活用のみならず、医療、福祉・介護、再生可能エネルギー、スポーツ、自転車、住宅設備、土木・建築、そして量産車両への応用など、人々の暮らしの中へ着実に浸透し始めてきています。

今後もカーボンファイバー技術のパイオニアとして更なる品質の向上を目指し、使用条件に最適な構成を解析によって導き出すことができるという弊社の強みを活かした、東京R&Dコンポジット工業にしかできない"裏付けのあるモノ造り"を通じて新しい市場を開拓していきます。

風力発電用風車
風力発電用風車
家具・住宅設備
家具・住宅設備photo Akihiro Yoshida
量産車両
量産車両

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